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親父が執筆したもの アーカイブ

[第14話]シンボルの大きさ

日本に男性シンボルの大きさについて大規模な調査報告はない。専門書でも、その項には小さなスペースしかさかれていない。それには2つの理由がある。

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[第13話]医者の人相

C先生は、学生時代からすでに額から頭部移行部方面の毛が薄くなり始め、先天的な風貌も援護射撃した結果、卒業時にはもうすっかり一人前の風格を備える医師になっていた。

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[第12話]内診台2

男性の尿道口付近の解剖学的構造はそれ程複雑ではないが、女性のそれは、溝や隆起があって、出される尿に見せかけの病的所見を作り出す場合がある。

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[第11話]見舞いの品

かなり前のある雑誌に、次のような話が出ていたのを忘れることが出来ない。

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[第10話]ホ(スピ)テル

大学病院から出張で、能登半島の端っこにある輪島市内の病院に行っていた頃に知った話である。輪島市は、北陸路巡りの一環として能登半島一周する場合、宿泊地としてちょうど都合のよい位置にある。

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[第8話]包茎

包皮が亀頭を覆っていて、包皮を翻転出来ない(俗に言う、むけない)状態を包茎と言うが、子供ではこれが普通であり、就学前頃までは包皮と亀頭が癒着していることもある。

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[第7話]血尿の事

尿に血液、正確には赤血球の混じる状態を血尿と言う。血尿は肉眼で見てそれと分かる肉眼的血尿と外見上は普通の尿の色をしているのに、顕微鏡で初めて赤血球の混入が認められる顕微鏡的血尿とに二分される。

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[第6話]回診、血尿の話

大学病院で病棟回診と言えば、通常教授によるものを意味する。回診は、教授自身の入院患者の把握に加えて、主治医への助言、卒業したての未熟な医師と、医学部の学生の教育などをその目的とする。従って、回診中の教授の移動には、各患者の主治医、学生、ナースなどが、まるで子供の電車ごっこみたいに、ぞろぞろとついてまわる情景となる。また特別な場合を除き、患者の病状はそれぞれの主治医から教授に説明されるので、患者が直接教授と問答する事はほとんど無い。そして患者を前にして主治医と教授の間でかわされる治療、診断、病状についての話は、日本語の中にこまぎれの横文字を交えた隠語で成されるので、患者からしてみれば話の内容はよく分からないのが常である。しかしその場の雰囲気で、少なくとも平穏なやりとりか、ただならぬ会話かは、大体の察しがつく。

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[第5話]泌尿器科的急停車、再婚の準備

バイアグラが世に出回る前の話である。
その人は小さな旅館のご主人で、60歳前であった。奥さんを亡くして、そろそろ10年が過ぎようとしていた。仕事は通いのお手伝いさんと2人できりもりしていたが、その人が辞めることになったのを区切りに、再婚することになった。相手は50くらいの未亡人ということであった。

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[第4話]洗面器の中身、専門化、誰も教えてくれない

それは粉雪が舞い始めた、11月末の午前零時近くの出来事だった。その日は、急患もほとんど無く、私は宿直室の冷たいせんべい布団の中で寝ようとしていた。

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[第3話]パイプカット、シンボルが折れる、男性自身の能力と構造に関する深ーい考察

精子は睾丸(こうがん)で作られ、精管を通って尿道の奥にある精のうと呼ばれる小さなタンクの中に送り込まれて、待機し、出番を待つ。射精は、その精子が近くにある前立腺中に含まれる液と混合して放出される現象であるが、この前立腺液と混じる課程を経なければ、精子にオタマジャクシの様な元気が出てこないところが重大なミソである。従って睾丸に針でもでも刺して、精子を吸い出し、これを直接子宮内に放り込んでやれば、妊娠も可能ではないかという考えは乱暴である。

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[第2話]「急性膀胱炎」のためになるおハナシ

急性膀胱炎とは頻尿、排尿痛、尿混濁を主症状とする膀胱の炎症性病変をいう。バイ菌が膀胱の中に入って起こる病気である。これは患者の大部分が女性で、その原因は、尿が膀胱から世の中に出るまでの道のりが、約4センチ程しかないグループと、出っ張っている分だけ長いグループとに、人類が二分されるという宿命の差と考えられている。

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[第1話]泌尿器科という科の名前、なんでこうなるの?

内科や外科などと違って泌尿器科は一つの科として独立するようになってから日が浅い関係上か、一般の人達に未だなじみが薄い。その通念は何となくシモの方の、あるいはシタの方のヤマイを扱う科程度の域を脱していないのが現状である。

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